【デザインDIY】栞(しおり)としても使える。ウェディングの席札の作り方。
プライベート(妹夫婦の結婚式)で、実際に手作りした、
席札の作り方と、制作の裏話です。
初めて作ったので、反省点が多いのですが、
それも含め、結婚式をお控えの方のご参考になれば幸いです。
こちらが、今回、手作りした席札。
お名前は、トレーシングペーパーにプリントしています。
実際に置かれていた様子。↑
前菜も、始めから置かれています。
こちらは裏面で、表面は英語表記になっています。
会場に入ったときにも思ったのですが、
改めて見てもやっぱり、ちょっと貧相かな 。。。
裏面感と、ペタンとただ置いてある感じも気になりました。
テーブルコーディネイトがどんな感じになるのか、
もう少し詳しく聞いてもらえばよかったです。
また、ご年配のみ、裏面を表にして配置してもらう予定だったのですが、
すべて裏面で配置されていたようです。
ここは唯一、妹(新婦)が残念がっていました。
最終段階で、お互いの確認も兼ねて、
お願いしたことを一覧にした書類を渡すなどすれば、
間違いは防げたかもしれません。
裏返すとこうなります。↑(表)
すぐに捨てられないもの、喜んでもらえるもの、予算に合うもの。
これを満たすものとして行きついたのが、この栞にもなる席札でした。
使うときは、トレーシングペーパーを外します。(ちぎる)
使い方の説明は、司会の方にお願いしました。
開始と終了時の2回、しっかり伝えてくれていましたが、
会場がザワザワ、ワイワイしてて、誰も聞いてない気がしました・・
数人でもいいから、捨てずに使ってくれてるといいなと思います。
作り方は、上の写真でだいたいお分かりかと思いますが、
当時を思い出しつつ、説明していきます。
Let’s Goー!!
目次
★ 材料と道具
〈 材料 〉
- 厚紙(人数分+予備)
- トレーシングペーパー(インクジェット用)
- リボン(人数×16cm+予備)
- インク(ペンでも◎)
〈 道具 〉
- カッター
- 布用ハサミ
- 定規
- 穴あけパンチ
① 厚紙を用意する
厚紙を用意します。
色や質感は、ウェディングのイメージに合わせます。
厚みは、厚すぎず薄すぎず。
一般的な名刺より、やや厚いくらいがおすすめです。
厚みがあると高級感が出ますし、立てかけて置くこともできます。
サイズはお好みで。
私は、13mm×40mmにしました。
文庫本に丁度いいサイズです。
紙を購入したお店で、カットしてもらいました。
自分でしてもOKですが、かなり大変だと思います。
② お名前を書く
ペンやインクで、お名前を手書きします。
鉛筆で薄く下書きをすると、失敗しにくいです。
インクが乾いたら、紙が傷つかないように、そーっと優しく消します。
こちらはご参考に、下の名前だけ。
日本語表記を表にするならアリです!
書く位置によっても雰囲気が変わります。
使ったインクとペン。
可愛くて、テンション上がります。
カリグラフィ用の道具ですが、慣れるまでに時間がかかります。
時間がない方、初めての方には、カリグラフィペンがおすすめです。
「カリグラフィペン」で検索してみてください。
普通のペンよりも、素敵な雰囲気になると思います。
実は元々、カリグラフィに興味があって。
ずっと前から、練習材料だけは揃えていたんです。
必要にかられて、これを機にやっと始めることができました。
※カリグラフィ=西洋や中東などにおける文字を美しく見せる手法のこと
が、、、当然ですが、2ヶ月足らずの練習では、満足いく文字は書けず。
歪な字も味だ!!とポジティブシンキングで、強行しました。
インクはイエローゴールドで、乾くと耐水になります。
写真ではわかりづらいですが、光に反射してキラっとします。
紙の上にややマットな金箔が乗ったような、品のあるゴージャス感です。
カリグラフィグッズが豊富な、Paper Treeさんで購入しました。
ウェディングの招待状などの制作もオーダーできるようですよ。
③ トレーシングペーパー にお名前をプリント
厚紙と同じ、130mm×40mmサイズにお名前を入れて、
パソコンでデータを作ります。
紙の中に入るだけ並べて、無駄のないように配置します。
カットする部分は、目印にトンボを付けます。
黒い点は、穴を開ける位置の目印。
穴を開けた後、黒い色が見えないように、一回り小さい丸にします。
トンボのつけ方は、後日、記事にする予定です。
家庭用のプリンターでプリントし、トンボを目印にカッターでカットします。
この工程が大変でしたら、手書き&手作業でも◎
トレーシングペーパーはこちらのA3を使いました。
綺麗にプリントできて、厚みが丁度よかったです。
④ リボンを通す穴を開ける
名前を手書きした厚紙の裏に、カットしたトレーシングペーパーを重ねて、
穴あけパンチで2枚まとめて穴を開けます。
黒い丸を目印にします。
これのおかげで、確実に狙った位置に、穴を開けることができます。
今回のために購入した、一つ穴タイプのパンチです。
5.5mmのサイズが丁度よく、
穴を開ける位置が確認しやすいところが良いです。
⑤ リボンをカット
用意したリボンを人数分、16cmにカットします。
リボンは、ぜひ手芸店で。
100均のリボンと比べると、当たり前ですが、質が全然違いました。
値段は、思ったより高くなかったです。
⑥ 仕上げ(リボンを結ぶ)
いよいよ仕上げ。
一番楽しかった工程です。
輪の中に通して、ひっぱって、形を整えます。
裏から見るとこんな感じ。
上の方でも書きましたが、
裏から見た結び目が可愛くないので、裏も見せるなら結び方は要検討です。
栞として使うことを考えると、
この結び方が邪魔にならなくてベストなのですが。
最後に、リボンの端を斜めにカットします。
リボンを切るのは、できれば布切りバサミを使ってください。
紙用のハサミは、リボンが滑って切りにくいですし、
断面がボサボサになるかもしれません。
83枚作りました。
頑張りました!!
裏の紙ですが、ズレて見えてしまっても、
トレーシングペーパーだと、主張しすぎないので気になりません。
はじめは、補助的なものだから、
少し質の良いコピーペーパーでいいや、と思ってまして。
それを妹に伝えると、
「は!? 可愛くない!! トレペにして!」(怖い‥T_T)
と言われたので、トレーシングペーパーにしたのです・・・。
式の雰囲気に合えば、
色付きの紙にして、あえてチラ見せするのも、かわいいかも。
⑧ テーブルごと(配置順)に並べる
最後の一仕事。
スタッフさんの手間と、置き間違いが起こらないように、
席順に並べ、テーブルごとに分けてまとめます。
完成です。
あとがき
お名前を手書きにしたのは、
来てくれた方への、感謝の気持ちが伝わりやすいと思ったからです。
手書きには、印刷では出ない温かさがありますし、
多少の歪さが、逆に可愛かったりします。
ウェディング以外でも、
裏にメッセージを書いて、贈り物に添えたり、
はじめから、栞としてプレゼントしても素敵だと思います。
色や形を変えたり、
リボンの素材や結び方を変えたり、
ぜひ、色々アレンジして作ってみてください。
材料費は、9,499円。
価格だけで比較すると、式場で依頼する場合とほぼ同じでした。
ご参考まで。
〈内訳〉
- 厚紙(100枚) ¥2,915
- A3トレーシングペーパー ¥2,426
- リボン ¥2,288
- 付けペン用インク ¥1,870
※プリンターインク代、道具代は含まず
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