サイズが大きい・重い画像データを手間をかけず確実に送る方法(メール、ファイル便・ストレージサービスの使い方)
デザインを依頼したら、制作に必要な画像やデータを依頼先に渡します。
(使用したいものがある場合)

目次
画像の渡し方
1.手渡し、もしくは配達で送る
- ネガフィルム
- 現像した写真(スキャンして使用)
- DVDなどのディスクにコピー
2.オンラインストレージサービスを使う
3.メールで送る
100枚単位の大量の画像は、1か、2 の方法で。
30枚程度なら、2か、3で送るのが効率的です。
★制作側(デザイナー)の立場から
どの方法でお送りいただいても対応は可能です。
以下は作業効率を考えての希望です。※個人的な意見です。
制作会社へデータを送付される際のご参考になれば幸いです。
- 100枚以上/1か、2 のディスクにコピー、またはオンラインストレージサービス
- 300枚以上/1の、ディスクにコピー
- 50枚以下/どの方法でもOK
同じ構図で何枚も画像がある場合は、1〜3枚に絞っていただけると大変助かります。
メールで画像を送る方法
1回のメールで送れる画像サイズは3M程度まで。
これより大きいサイズが送れるメールソフトもありますが、相手の環境によっては受信に時間がかかります。
また、何枚も送りたい場合は何通も送ることになります。
これでは、手間と時間がかかってしまい、双方にとって非効率です。

そんな時はWeb上で使える『データ転送サービス』が便利です。
無料で誰でも使えます。
私は“ギガファイル便”をよく利用しています。
その名の通り1ファイル100Gまでのファイル転送が行えます。
使い方が解りやすく、とても簡単でおすすめです。
★データ転送サービス/ 送りたいデータをWebサービス上にあずけて、あずけ先のWebページから相手にダウンロードしてもらえるサービス
ギガファイル便の使い方
少し下へスクロールするとこんな画面になっています。

①ダウンロード期間を選ぶ。
上の方に7日間・14日間・21日間・30日間とあります。
これは相手がダウンロード可能な期間です。
7日間でも充分なのに、なんと最大30日間まで選べます!
※送り先が制作会社なら7日間で充分です。
②ファイルや画像をアップロードする。
ここにファイルを直接ドラッグしてアップロードします。
ファイルを圧縮しなくても良いのが便利です。
(圧縮してもOKですし、ブラウザの仕様によりファイルごとアップロードできない場合は圧縮します)
画像をフォルダに入れずに単体でのアップロードも可能です。
③ファイル先を選んでアップロード
ドラッグではなく、“ファイルを選択”をクリックして画像の保存先を選んで、アップロードすることもできます。
スマホから利用する場合はこちらの方法になります。
データをアップロードしたらこのような画面になります。

④アップロードしたファイル名
ファイル名と同じものが各データの最上部に表示されます。
⑤ダウンロードURL
ファイル名の下にダウンロードができるURLが生成されます。
このURLを全部コピーして、送りたい相手にメールで伝えます。
相手はこのURLをクリックするだけで、画像がダウンロードできます。
画像やデータ一つにつき、一つのURLが生成されます。
複数のデータがある場合、全部コピーするのは大変ですし、ダウンロードしてなかった!ということも起こりやすいのでURLを一つにまとめます。
一番下までスクロールするとこのような画面になります。

⑥複数のアップロードデータを一つにまとめる。
オレンジ色のまとめるボタンをクリックします。
これだけで一つにまとめることが出来ました。
⑦一度で全部ダウンロードできるURL
まとめて全部ダウンロードできるURLがひとつ生成されます。
すぐ上にも似たようなものがありますが、これはファイル名なのでお間違えのないようにご注意ください。
⑦のURLを全部コピーして、相手にメールで伝えます。
これで、画像・ファイルの送信が完了しました。
LINEや、メッセンジャーなどでも画像を送ることは可能ですが、
サイズが大きい場合、縮小や圧縮されて届くことがあります。
できれば、データ転送サービスなど、確実に届く方法が安心です。
データ転送サービスは、画像の他にもIllustratorのデータ、pdf など様々なデータを送ることができます。
プライベートで動画などを送りたい時にも便利です。
とても簡単なのでサイズの大きいデータを送る際にぜひご利用ください。
ギガファイル便の他にも様々な転送サービスがあります。
firestorage(ファイヤーストレージ)こちらも良く使われています。
オンラインストレージサービスを使う
★オンラインストレージサービス/送りたいデータをサービスのサーバー(部屋のようなもの)を借りて、相手と共有できるサービス。(同じ部屋に入れるイメージ)
この、オンラインストレージサービスも、様々存在します。
中でも、この3つが有名です。
Dropboxは無料で使えるのが2Gまで。
使ってみて、企業向けかなと感じました。
GoogleとMicrosoft OneDriveは15Gまで無料です。
アカウント(無料)を持っていれば誰でも使うことができます。
手軽で簡単なのでたまにしか使わない方はこちらがおすすめです。
Microsoft OneDriveの使い方
Microsoft OneDrive←こちらの画面からログインまたは新規登録します。
ログインすると、このような画面になります。
①Microsoftの色々なサービスが選べます。
フリーメールなど、別のサービス画面からの場合は、ここをクリックして OneDriveを選びます。
②ファイルをクリック
共有したいファイル・画像をドラッグします。
③ファイル先を選んでアップロード
ドラッグではなく、“ファイルを選択”をクリックして画像の保存先を選んで、アップロードすることもできます。
スマホから利用する場合はこちらの方法になります。

④共有したいファイル・データを選ぶ
共有したいファイル・データを選んで上の『共有』をクリックします。
⑤共有場所を相手に知らせる
メールを選んで、相手のメールアドレスとメッセージを入力して送信します。
リンクの取得で、URLをコピーして伝える方法もあります。
相手は送られたURLをクリックするだけで、データを見ることができます。
必要なものだけを選んでダウンロードができるので、相手のハードディスクがいっぱいになるのを防げます。
その他のストレージサービスも使い方は、ほぼ同様です。
送るデータが多い時や、全部使うものではなく、必要なものを制作側で選んでほしいときなどに便利なサービスです。
おわりに
誰でも簡単に使いやすいと思うサービスをご紹介させていただきました。
この他にもWeb上には数多くのサービスがあり、日々便利に進化しています。
色々使ってみてご自身が使いやすいものを探してみてください。