【印刷・DTP】印刷はオフセットとオンデマンド、どっちを選べばいい?
印刷所での印刷の方法は、大きく分けて二つの方法があります。
オフセット印刷と、オンデマンド印刷です。
結論から言いますと、品質にこだわりたいならオフセット。
必要数が少部数で、コストを抑えたいならオンデマンドがおすすめです。
※少部数は10部〜50部程度を指しますが、サイズやページ数などによって料金バランスは異なります。
オフセット印刷とオンデマンド印刷の違い
オフセット印刷は、昔からある、一般的な印刷方法です。
品質が良く、安定しています。
雑誌、書籍、配布数の多い印刷物など、大量に印刷するものに使われます。
ただし、少部数の印刷だと、高額になる傾向があります。
一方、オンデマンド印刷は、カラーコピーの上級版のようなイメージです。
品質はオフセットよりもやや劣り、色の再現がやや難しいです。
しかし、少部数の印刷物にとってはコストパフォーマンスがよいため、少部数の印刷によく利用されます。
写真などインクが多く乗るデザインを印刷すると、紙の表面がツヤツヤと光沢を帯びる場合があります。
マット仕上げにしたい場合は、注意が必要です。
なぜオフセットは高額で、オンデマンドは低価格なのか。
カラー印刷の場合、CMYK(シアン、マゼンタ、イエロー、ブラック)の4つの色を重ねて色を表現します。
オフセット印刷は、この4つの色の版を作るところから始まります。
そのため、時間とコストがかかります。
大量に刷れば刷るほど、単価は安くなるのが特徴です。
オンデマンド印刷は、カラーコピー器のような仕組みです。
オフセット印刷のように、版を作る必要はなく、データを機器に送るだけで印刷が完了するので、時間もコストも削減できます。
少部数だと価格が低くなりますが、インクのコストの関係で、ある程度の部数を超えると、オフセットよりも高額になります。
印刷後にオフセットの方が安かった・・とならないように比較検討をしましょう。
まとめ
このように、オフセット印刷とオンデマンド印刷にはそれぞれ特徴があります。
デメリットとメリットを加味したうえで、用途や希望の仕上がり、数量に応じて適切な印刷方法をお選びください。