ついつい買ってしまう、魔法の言葉。
ついつい買ってしまう、魔法の言葉。
それは、
\「限定」「今だけ」/
言わずもがな、ですね。
あなたは、こんな経験ありませんか?
- お腹がいっぱいなのに。
- 買う予定はなかったのに。
- 予算オーバーなのに。
- お金がないのに。
- 必要ないのに。
「限定」に惹かれて、つい買ってしまった。

私は、いっぱいあります!
限定って、魅力的なんですよね。
そんなに必要ないとわかっていても、買ってしまいます。
なぜ、必要ないとわかっているものを、買ってしまうのでしょう?
そんなに必要ないものを、買ってしまう理由
以下は、よくある、限定をうたった売込み文の例です。
◆ 入手困難な幻の食材
◯◯◯を、奇跡的に仕入れることができました!
これを贅沢に使用した、風味豊かな◯◯◯。
ご用意できる数に限りがあるため、本日限定10食
とさせていただきます。
この機会に、ぜひお召し上がりください。
◆ ◯/◯日までにご購入いただいた方、先着◯◯名様限定!
ここでしか手に入らない、当店オリジナルの◯◯◯をプレゼント!
なくなり次第、終了
します!

◆ 期間限定 モニターキャンペーン開催!
通常◯◯◯円の◯◯◯(サービス)を、今だけ特別に、1日限定3名様 ◯◯◯円でご利用いただけます!
◆ 在庫限り!今後、入荷は未定、 この秋だけの限定プレミアムカラー、
夕方だけのタイムセール、限定デザイン、初回特典、初回数量限定、
○○日までポイント10倍!etc・・・
どれもお客様にとって魅力的で、購買意欲を掻き立てるコピーです。
元々興味があるお客様は、これを見たり聞くと、こう思います。
- 「早く買わないと他の人に買われてしまう!」
- 「なんとしても手に入れたい! 」
- 「普段よりお得だから買っちゃおう!」
このときのお客様の心は、焦っていたり、興奮しています。
人は焦ったり興奮すると、平常心ではいられませんよね。
冷静に判断することが、難しくなってしまいます。
だから、感情に任せて買ってしまうのです。
これが、そんなに必要ないものを、ついつい買ってしまう理由です。
「1日20食限定」の効果
つい先日、私もこの言葉の魔法にかかりました。
回転寿司チェーンの、くら寿司にお昼を食べに行ったときのこと。
(くら寿司、好きでよく行きます)
その日はなんと、680円もするモンブランパフェが販売されていたのです!
ファミレスなら普通の価格帯です。
でも、くら寿司はお寿司一皿100円程の格安店。
パフェ1つで、お寿司6皿食べられます。
ここで、こんなに高いデザートは初めて見たので、ちょっと驚きました。
誰が食べるんだろう?・・・と思った30分後には、私が食べてました。
ダイエットしてるんですけどね、、。
テーブルの上の広告には「1日20食限定」「期間限定」 のフレーズ。
おそらく、これに心奪われたのだと思います。
いつでも食べられるなら、注文していなかったと思います。
人の心理は、自分ではコントロールが難しいです。
だから、食べない方が良いとわかってても、なかなか我慢ができません。
甘い物が好きで、ちょっと食べてみたい人(私)が、
これをスルーするのは難しいかと・・・。
美味しかったです。

広告を見ると、かなりこだわって作られていることがわかります。
イタリア産の濃厚なモンブランクリーム&イタリアジェラート協会のバニラジェラートを使用。
くら寿司さんサイトより引用
くら寿司特性のプレミア珈琲ゼリーのほろ苦さが相性抜群。
マロンの上には金箔をのせたゴージャスな秋パフェ。
食べてみたくなる、コピーですね。
でもこれ、ちゃんと読んだのは今。
お店では、ほとんど見ていません。
「イタリア」という単語を見ただけで、こだわってるのは、なんとなくわかりました。

それほど、「限定」の効果は強いということです。
(「イタリア」だけで伝わる、単語のイメージ効果もすごいですね。)
限定売りのいいところ
◎販売者のメリット
- 希少性が高まるので価格を上げやすい
- 話題性がある
- 集客しやすい
- 限定数分だけ用意すればいいので、在庫に無駄がなくなる
◎消費者のメリット
- 限定品を手に入れた喜び
- お得に買えたという満足感が得られる
- 人と違う特別感・優越感が味わえる
限定売りは、双方にメリットがあります。
消費者は、主に心の満足感・幸福感が得られます。
ただ、失敗する確率が平常時に買うより高いので、そこはデメリットです。
「限定」の宣伝方法
「限定」「今だけ」など、特別感・希少性を商品に持たせます。
そこをアピール・宣伝すれば、人は買いたくなります。
宣伝は、少しでも興味のある人に向けて行います。
また、そこにお客様が確実にいる媒体で行います。
チラシ・Facebook・インスタグラム・ブログ・新聞・CM・Youtubeなど。
どんな時に「限定」を使うと効果的か?
例えばこんな時。
- 新商品を発売したから試してほしい
- 在庫整理をしたい
- 定番商品とは別に、少し高級なものを売りたい
- まずは、試してもらいたい(新規客を集めたい)
限定にするときは、理由を伝える。
「限定」は集客効果は高いです。
しかし、限定にする商品そのものに魅力がなければ意味がありません。
また、やり方次第では、嫌悪感や不安を抱くこともあるので、注意が必要です。
例えば、いつ見ても「今だけ○○円!間もなく終了!」と謳っている広告。
買わせようとしてるのがバレバレですし、安っぽく見えませんか?
これでは、商品価値が下がってしまいます。
いつでも買えると思われて、購買意欲も下がります。
限定にするなら本当に限定にするか、限定の内容を変える。
同じ内容なら、期間を空けましょう。
一方、こんな広告ならどうでしょうか。
「日本でたった一人の職人が丹誠こめて手づくりしています。
そのため、生産できる数に限りがあります。」
希少な職人技とか、本当に少ししか生産できない、ちゃんとした理由があって限定になっているものは、不快感はないですよね?
同じ限定を使っていても、そんなにこだわってるんだ!と好感度が上がりませんか?
限定にするときは、お客様が心から納得する理由を伝えましょう。
「限定商品」を作る上で一番大切なこと
一番大切なのは、お客様の立場になって宣伝すること。
お客様が喜んでくれる限定商品を作ることです。
「限定」は、買ってもらうための行為です。
でも、売れさえすれば良い、ということではありません。
たとえ売れても、喜んでもらえないと悲しいですよね。
売り手は、お客様に喜んでもらえて、売上げも上がって嬉しい!
お客様は、購入できて嬉しい!
素敵な商品・サービスを手に入れられて満足!
これが理想です。
「限定」は、どちらも幸せになれるように考えて使いましょう。